ファミマがウナギを完全予約制にしたら廃棄費用削減で利益7割増

ファミマがウナギを完全予約制にしたら廃棄費用削減で利益7割増
Photo on ぱくたそ

ファミリーマートは土用の丑の日(2019年7月27日)のウナギの販売を完全予約制にしたところ、フランチャイズチェーン加盟店の利益が前年に比べて7割増えたと明らかにしました。

前年までは店頭販売と予約の両方を取り扱っていましたが、今年からは予約のみを原則としました。

予約件数は2倍になりましたが、店頭販売が減ったたため、売上は2割減でした。一方で、売れ残りによる廃棄数は昨年に比べて大幅に減り、廃棄費用が8割減となりました。

売上は減少しましたが、廃棄費用削減による効果が大きく、トータルで見ると加盟店の利益が前年に比べて7割増えました。本部の利益も前年並みとなりました。

ファミリーマートはクリスマスケーキ、恵方巻きについても完全予約制を導入する予定です。

コンビニでは人経費の高騰が店舗の収益を圧迫しており、売れ残り商品の廃棄費用負担も重しとなっています。季節商品の大量廃棄は社会問題としても認識されているので、完全予約制で廃棄費用を削減し、利益も増えたという今回の結果は画期的なものです。今後、季節商品の完全予約がコンビニ全体に広がる可能性があります。

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