複利の力を知ろう。1日100円を投資して年率20%で運用すると50年後には19億円になる！

福利はとても大きな力を持っています。

それは、あなたが考えている以上に大きなものです。

利率0で貯金した場合

今の日本は超低金利なので、銀行に預金してもその利率はほぼゼロです。

例えば、1日100円を50年間、利率0で貯金したとします。

1年間の貯金額は36,500円（100円 x 365日）です。

50年後には、約182万円（36,500円 x 50年 = 1,825,000円）になります。

今度は、1日100円を50年間、福利で運用した場合を見てみましょう。

1日100円の貯金を年率20%で運用すると、50年後にはなんと、19億円になります。

これは、利率がゼロ場合の182万円の1000倍以上です。

利率が3%の場合でも、利率がゼロの場合と比べると2.3倍になります。

これが、複利の力です。

お金持ちといえば、株や不動産に投資をしているイメージがあると思います。

そして、実際にお金持ちは、株や不動産に投資をしています。

大抵の人は、少額の投資でお金持ちになるには、毎年資金を何倍にもしないといけないと考えています。

年率20%と聞くと、10万円を投資しても、1年後に増えるのはわずかに2万円です。これでは、いつまでたってもお金持ちにはなれないと考えてしまいます。

しかし、実際には、1日100円の貯金を、年率20%で運用するだけで50年後には19億円の資産になります。

あなたは年率20%は難しいと考えているかもしれません。では、年率10%ならどうでしょう。

今度は毎月1万円を年率10%で運用したとします。

利率	50年後の貯蓄額	利率がゼロの場合との比較
0%	600万円（6,000,000円）	–
10%	1億5363万円（153,635,926円）	25倍

毎月1万円の貯金を、年率10％で運用すると、50年後には1億5千万円になっています。

銀行に預けておいただけの人は、わずか600万円、25倍の差があります。

銀行に利子ゼロで預けていてもお金は増えませんが、投資で複利の力を活用すると、同じ金額が数倍から数千倍にもなります。

お金持ちは、この福利の力を知っているのです。

福利が力を発揮するには、時間がかかります。

手元の10万円を、10年間運用した場合と、50年間運用した場合で比較してみましょう。

利率	10年後の貯蓄額	50年後の貯蓄額	10年と50年の比較
0%	10万円（100,000円）	10万円（100,000円）	1倍
3%	13万円（134,392円）	43万円（438,391円）	3倍
5%	16万円（162,889円）	114万円（1,146,740円）	7倍
10%	25万円（259,374円）	1173万円（11,739,085円）	45倍
15%	40万円（404,556円）	1億836万円（108,365,744円）	267倍
20%	61万円（619,174円）	9億1004万円（910,043,815円）	1469倍

手元の10万円を、年率10%で運用した場合、10年後には25万円ですが、50年後には1173万円と、45倍になっています。

福利は、時間が長ければ長いほど、効果が大きくなります。

テコの原理を使って、長い棒で大きな石を持ち上げる様子を思い浮かべてください。棒が短いと大きな力が必要ですが、棒が長ければ長いほど小さな力で大きな石を持ち上げられるようになります。

福利もテコと同じで、時間が長ければながいほど、効果が大きくなるのです。

お金に関する本を読むと、「投資は早く始めたほうがいい」と書いてあるのは、このためです。

お金持ちになってから投資を始めるよりも、少ないお金でも早いうちから投資を始める方が、ずっと効果的です。

上手く行けば、投資だけでお金持ちになることも可能です。1日100円の貯金を年率20%で運用すると、50年後には19億円になります。お金持ちの中に投資家が多いのはこのためです。

複利の力はとても大きいものです。そして、複利の力は時間が長ければ長いほど、効果が大きくなります。