日本10年債利回りのチャートです。
レジスタンスとして意識されていた0.1%を突破しました。
市場では長期金利操作目標の上限が+0.1%程度にあるという見方が多かったのですが、2月3日8時50分に公表された日銀の金融政策決定会合の議事要旨で、複数の委員が+0.1%を上限とするような画一的な基準を否定している旨が明らかになりました。
複数の委員は、市場では、「ゼロ%程度」との長期金利操作目標の上限・下限をそれぞれ+0.1%・-0.1%とする見方があることを指摘したうえで、そうした画一的な基準を設けることは適当ではないとの認識を示した。
この見解が伝わると、日本10年債は売られ、利回りが0.1%を突破、利回り上昇を受けて、ドル円は下落しました。
下のチャートは、ドル円の1時間足チャートです。矢印の部分(10:00)で下落しています。
ドル円の日足チャートです。下降するトレンドラインがレジスタンスになっていますが、サポートも底堅い印象です。最近はサポートラインのテストを繰り返しています。112.50近辺には年金の巨額買いオーダーが控えているという噂があります。
こちらは米国10年債の利回りです。大きな動きはありません。