中国の古生物学者がミャンマー北部の琥珀市場で、羽毛が着いた恐竜の尾が閉じ込められた琥珀を発見した。
カナダの古生物学者は
「一生に一度の発見だ。細部まで3次元で見ることができる」
とこの発見を高く評価している。
近年の研究で、恐竜はうろこに覆われていたのではなく、羽毛に覆われていたということは広く知られるようになっていたが、羽毛は化石として残らないため、実物の研究は不可能だった。
琥珀はわずか6.5グラムだが、今回の発見で、羽毛の「形状」や「色」などの研究が進む。
今回発見されたコエルロサウルスという恐竜でスズメと同じ程度の大きさ。琥珀内を分析したところ、羽毛は栗色と白色だった。