中国では資本流出(元を売って、外貨やコモディティを買う)が続いています。
中国政府は資本流出を食い止めようと、様々な手段で規制をかけています。
年初までは、規制の緩かったビットコインに資本が流入し、ビットコインは大幅に上昇ていました。しかし、中国政府がビットコインに対しても実質的な規制を行うと、一気に下落しました。
ゼロヘッジによると、中国がビットコインを実質的に規制してからも、ゴールドは上昇を続けています。
ブルームバーグによると、1週間の商品ETFへの資本流入は、中国が断トツです。
下は、ゴールドETF(GLD)の日足チャートです。
50日移動平均線のブレイクアウトに成功した後、ここ数日は調整中です。
値固めに成功して反転したら、買いエントリーです。
ただし、ゴールドに対しては中期(数年単位)では弱気です。
金利上昇局面では、利子の付かないゴールドは魅力が低下するためです。
短期の上昇を狙う場合は、ポジションは軽めがいいと思います。
ちなみに、長期(数年後以降)では強気です。トランプ政権の財政支出拡大によりインフレが止まらなくなった場合、インフレは貨幣価値の下落を意味するので、価値の変わらないゴールドは大幅な上昇が見込めます。
もちろん、これは将来の可能性でしかなので、まだ長期目線でのエントリーはしません。来年雨が降るからと言って、今日傘を持って出かけたりはしません。