最近の洗濯機には「すすぎ1回」や「スピードコース(お急ぎコース)」を設定できる高機能な機種が増えてきましたが、みなさんはきちんと使えこなせていますか?すすぎ1回やスピードコースは時短・節水におすすめですが、間違った使い方をすると汚れが落ちなかったり、洗剤が衣服に残ってしまうことがあります。違いをきちんと理解した上で、使うようにしましょう。
今回は、すすぎ1回とスピードコース(お急ぎコース)の違い、対応している洗剤について解説します。
汚れや洗剤がしっかりと落ちる「標準コース」
標準コースは「洗い → 排水 → すすぎ → 脱水 → すすぎ(2回目) → 脱水(2回目) 」の6つのステップで洗濯をします。すすぎと脱水を2回繰り返すので、汚れがしっかりと落ち、衣服に洗剤が残りません。
標準コース用におすすめの洗濯洗剤
液性 | 弱アルカリ性 |
---|---|
界面活性剤 | 19% |
すすぎ | 2回 |
スピードコース | NG |
酵素 | 酵素入り |
漂白剤 | 無添加 |
蛍光増白剤 | 無添加 |
フレグランスニュービーズは漂白剤、蛍光増白剤無添加の粉末洗剤です。色柄モノの衣類にも安心して使うことができます。弱アルカリ性の粉末洗剤なので、目に見えない汗や皮脂などの汚れまですっきりと落とします。天然の柔軟剤入りなので、柔軟剤を使わなくてもやわらかい仕上がりになります。柔軟剤を使うと、よりいっそう風合いよく仕上げることができます。
時短・節水の「すすぎ1回」
「すすぎ1回」を設定できる洗濯機では、すすぎと脱水を1回だけで終えることができます。「洗い → 排水 → すすぎ → 脱水」で洗濯が終わるので、時短、節電、節水になります。
洗濯洗剤は、「すすぎ1回」に対応している洗剤を使うようにしましょう。通常の洗剤を使用すると、汚れが十分に落ちなかったり、洗剤が衣服に残ってしまいます。
すすぎ1回におすすめの洗濯洗剤
液性 | 中性 |
---|---|
界面活性剤 | 24% |
すすぎ | 1回でOK |
スピードコース | NG |
酵素 | 酵素入り |
漂白剤 | 無添加 |
蛍光増白剤 | 無添加 |
さらさは蛍光剤・漂白剤・着色料無添加の液体洗剤です。高活性オーガニック酵素入りで、無添加でもしっかりと汚れを落とすことができます。泡切れがよく、すすぎ1回でも使うことができます。皮膚科医監修のもと、肌テストを行っており、赤ちゃんの衣類にも安心して使えます。肌がカサつく人、敏感肌の人にもおすすめです。肌にやさしく、ふんわりとした仕上がりになります。
超時短・節水の「スピードコース(お急ぎコース)」
スピードコース(お急ぎコース)では、さらに「洗い」の時間が短くなります。「洗い(短い) → 排水 → すすぎ → 脱水」となります。洗いの時間が短く、通常よりも汚れが落ちにくくなるので注意が必要です。
すすぎ1回は時短、スピードコース(お急ぎコース)は超時短と覚えておきましょう。
すすぎ1回に対応している液体洗剤は多いですが、スピードコースに対応している洗剤は少ないので、よく確認してから使用するようにしましょう。スピードコースに対応していない洗剤をスピードコースで使用すると、洗浄力が不十分だったり、洗剤が衣服に残ってしまいます。
※機種によっては、洗い時間が短くなるだけで、すすぎと脱水は2回となるものがあります。「洗い(短い) → 排水 → すすぎ → 脱水 → すすぎ(2回目) → 脱水(2回目) 」となります。
スピードコースにおすすめの洗濯洗剤
液性 | 弱アルカリ性 |
---|---|
界面活性剤 | 59% |
すすぎ | 1回でOK |
スピードコース | OK |
酵素 | 酵素入り |
漂白剤 | 無添加 |
蛍光増白剤 | 無添加 |
ウルトラアタックNeoは濃縮酵素が入った液体洗剤です。酵素には雑菌を含んだ皮脂汚れ(タンパク質)を分解する力があります。汚れを落とす力が強いので、洗濯時間の短いスピードコースでも、標準コースと同等の洗い上がりが期待できます。
すすぎ1回やスピードコース(お急ぎコース)はあくまで時短目的で
最近はすすぎ1回やスピードコース(お急ぎコース)に対応している洗剤も増えてきましたが、やはり、洗い時間が短ったり、すすぎ回数が少ないと汚れや洗剤が衣服に残ってしまいます。普段はできるだけ「標準コース」で洗濯するようにし、「すすぎ1回」や「スピードコース(お急ぎコース)」は、あくまで忙しい時の時短目的で使いましょう。
ちなみに、一般的なクリーニング店では、「洗い → 洗い(2回目) → 排水 → すすぎ → 脱水 → すすぎ(2回目) → 脱水(2回目) → すすぎ(3回目) → 脱水(3回目) 」とすすぎと脱水を3回繰り返します。すすぎと脱水はそれだけ大切なのです。
また、すすぎ1回やスピードコースでも柔軟剤や漂白剤は使用できます。