前回は、SDK Managerを使ってAndroid Studioの初期設定を行いました。
この記事では、Android Studioのプロジェクトの作成について解説します。
まずは、Android Studioを立ち上げて、「Start a new Android Studio project」を選択します。
アプリの名前などを入力していきます。
- Application name: 自分が分かりやすい名前をつけます。日本語は使えません。公開されるものではないので適当で大丈夫です。
- Company Domain: 所有している独自ドメインを入力します。アプリを公開しない場合は、適当なドメインで大丈夫です。アプリを公開する場合は、独自ドメインを取得して、入力しましょう。
※Application nameとCompany Domainは、Package nameを作成するのに利用されます。アプリを公開する場合、Package nameが同じものは、同じアプリだと認識されます。そのため、Company Domainに、独自ドメインを指定する必要があります。Company Domainは公開されるものではないので、どんなドメインでも大丈夫です。 - Package nameは、Company DomainとApplication nameを繋げた文字列で作成されます。ドメインの最後の「com」や「jp」が先頭に来て、「-(ハイフン)」は「_(アンダースコア)」に置き換わります。Company Domainが「aaa-bbb.com」、Application nameが「SmapleApp」の場合、「com.aaa-bbb.sampleapp」となります。
- Project location: プロジェクトファイルを保存する場所です。デフォルトのままで問題ありません。
「Minimum SDK」で、どのAndroid OSまで対応するSDKを利用するか、選択します。基本的にはデフォルトのままで大丈夫です。
変更する場合は、「Help me choose」から、Android OSのシェアを見ることができるので、参考にしてください。デフォルトのAndroid 4.0.3以上を選択すると、90%以上のデバイスをカバーできそうです。
続いて、Activityを選択します。Activityは、ざっくりとですが、「アプリの1つの場面 = 1つのActivity」と捉えておいてください。今回は、シンプルな「Blank Activity」を選びます。
Activity(画面)の名前をつけます。今回は、画面数が少ないので、そのままにします。
「Finish」を押して、しばらく待っていると、プロジェクトが立ち上がります。
これで、プロジェクトが立ち上がりました。
さて、バージョンの問題で、立ち上げたばかりのプロジェクトでエラーが出ていました。
Rendering Problems The following classes could not be instantiated: - android.support.design.widget.FloatingActionButton (Open Class, Show Exception, Clear Cache) Tip: Use View.isInEditMode() in your custom views to skip code or show sample data when in the IDE
Gradle Scriptsフォルダにある「build.gradle (Module: app)」を開きます。
最後の方の2行を書き換えます。
オリジナル:
compile 'com.android.support:appcompat-v7:23.2.0' compile 'com.android.support:design:23.2.0'
変更後:
compile 'com.android.support:appcompat-v7:23.1.1' compile 'com.android.support:design:23.1.1'
書き換えたら、「Build」メニューから、「Clean Project」を選択します。その後、再度、「Build」メニューから、「Rebuild Project」を選択します。
これで、エラーが消えました。