刑事捜査などで登場する指紋。最近では、スマートフォンの認証などにも使われより短になっています。
ところで、なぜ、触ったものに指紋が残るか、知っていますか?
それは、湿っているからです。
指紋には汗腺があり、常に微量の汗が出ています。そのため、人の表面は、常に湿っているのです。
湿った指でものを触るので、汗や、指の皮脂の成分が残るのです。
さらに、指紋は湿っていることで、滑り止めの役割も果たします。指で物を持つ時に、滑らないのは、指紋のおかげなのです。
スマートフォンなどの指紋認証では、認証機器の内側に何万もの小さな電極が埋め込まれています。指紋は凹凸があり、湿っているので電気を通します。どの電極の電気が通ったかを計測することで、指紋の凹凸の形を認識し、指紋の画像データを作成、照合しているのです。
出典 TIME&SPACE
こちらの映像は指紋から汗が出る様子を、微速度撮影したものです。指紋の山からだけ汗が出ている様子が分かります。
参考
This timelapse shows the fingertips sweating from up close – DIY Photography