Amazonのアソシエイトリンクは以下のようにできるだけ短いコードで使いたい派です。
以前はブックマークレットを使って1クリックで生成していたのですが、最近のChromeアップデートで、Amazonアソシエイトを作成するためのブックマークレットが動作しなくなりました。
どうやらブックマークレットでの動作は制限がかかったようなので、アソシエイトリンクを作成できるChrome拡張機能を探すことに。
ところが、Chrome ウェブストアに公開されている拡張機能は、生成されるリンクが冗長だったり、余計な機能がついていたりとピッタリのものが見つかりません。
そこで、自作しようと色々と調べていたところ、GitHubにAmazon Affiliate Link Generatorという拡張機能の公開されていました。
これは、Amazonの商品ページで拡張機能アイコンをクリックすると、短いアソシエイト用URLを生成してくれる、というまさに欲しかった拡張機能です。
Chrome ウェブストアには公開されていませんが、パッケージ化されていないので、ソースコードを見ることができます。ざっと確認したところ、特に危険なコードは無かったので使用することにしました。
開発されたのが数年前のため、Amazonの仕様が変わっており、HTTPSへの対応、Kindle電子書籍への対応、など何点か調整が必要です。インストール方法を合わせて紹介します。
Amazon Affiliate Link Generatorのインストール方法
拡張機能のインストール方法です。
ダウンロード
GitHubページ右上の「Clone or download」の中にある「Download ZIP」からダウロードできます。
ダウンロードしたZIPファイルを展開します。
URL判定のhttpsへの対応
この拡張機能は、URLを見てAmazonのサイトでのみ動作するようになっているのですが、作成された時期が古いため、httpsに対応していません。
そこで、まずはhttpsのURLで動作するようにファイルを書き換えます。
「manifest.json」ファイルをテキストエディタで開きます。
28行目の「http」を「https」に書き換えます。
<変更前>
"http://*.amazon.co.jp/*",
<変更後>
"https://*.amazon.co.jp/*",
他のURLはアメリカなど各国のAmazonサイトのものなので、通常は無視してOKです。
作成されるURLのhttps対応
続いて、作成されるURLも「https」に変更します。これは、「http」のままでも勝手にリダイレクトされるので大丈夫です。
「popup.jp」ファイルをテキストエフェクトで開きます。
7行目の「http」の部分を「https」に書き換えます。
<変更前>
link = 'http://' + host + '/dp/' + item + '/?tag='
<変更後>
link = 'https://' + host + '/dp/' + item + '/?tag='
電子書籍Kindleへの対応
ダウンロードした状態のままだと、電子書籍Kindleの商品ページの仕様が開発当時とは変わっているため、ASINコードの取得がうまくいきません。
「cs.js」ファイルをテキストエディタで開きます。
8行目を変更します。
<変更前>
if (window.location.host === 'www.amazon.de') {
<変更後>
if (document.getElementsByName('ASIN.0')[0]) {
拡張機能のインストール
続いて、拡張機能をChromeにインストールします。
Chromeで拡張機能管理画面を開いて、右上の「デベロッパーモード」にチェックを入れて、「パッケージ化されていない拡張機能を読み込む」から、先ほどの展開したフォルダを選択します。
拡張機能一覧に Amazon Affiliate Link Generator が表示されれば、インストール完了です。
デベロッパーモードの終了
インストールが完了したら、「デベロッパーモード」のチェックを外しておきます。チェックを外した状態でも一度インストールした拡張機能は動作します。
ファイルの場所を移動した場合
拡張機能のファイルの場所を移動した場合は、再度インストールが必要になります。
Amazon Affiliate Link Generatorの使い方
使い方はとっても簡単。
まずは、拡張機能アイコンを 右クリック > オプション に進みます。
オプションページでアソシエイトIDを設定します。
あとは、Amazonページ上で拡張機能ボタンを押すだけで、Amazonのアソシエイトリンクが生成されます。