3月19日に世界ふしぎ発見で「アンチエイジングも!花粉症も!脳も!知られざる腸内細菌パワー!」というテーマで腸内細菌について放送されていました。
今回は、腸内細菌のすごいパワーについて紹介したいと思います!
腸内細菌のはじまり
- 腸内細菌は腸の中に住む100兆個の微生物
- 腸内細菌の重さは約1.5kg
- 腸内細菌は3種類に分類される。善玉菌、悪玉菌、日和見菌。
- 腸内細菌が最初に研究されたのは100年前。ブルガリアの農村で長寿が多いのはヨーグルトを食べているからという研究が始まり。
- 乳酸菌は腸内の善玉菌を活性化させる。
- ブルガリアではヨーグルトの他によく食べられている発酵食品がある。名前はキセロ・ゼレ。キャベツを発酵させたもの。毎年何十キロも買い込んで、発酵食品にして、冬の野菜不足を補う。発酵させるので、酸っぱい。
花粉症に効果のある発酵食品「すんき」
- 花粉症は腸内細菌の力で改善できる。
- 同じ長野県内でも長野と松本ではアレルギー症状を持つ人が44.3%いたが、 木曽では16.9%だった。
- 木曽では、「すんき」と呼ばれるお漬物が食べられていた。
- 材料は赤いカブの一種で、その葉っぱだけを使う。
- 他の漬物との違いは塩を使わないこと。通常の漬物は塩を使うが、すんきは塩を使わず、乳酸菌の力だけで発酵させる。木曽地方は内陸で、海から運ばれる塩が貴重だったため。
- すんきには何十種類もの乳酸菌が含まれているが、特に効果があるのがSN26という乳酸菌。
- アレルギー症状を持つ人は、免疫細胞のバランスが崩れていることが原因だが、乳酸菌を取ることで、免疫細胞のバランスが良くなり、アレルギー症状が改善する。
- 番組では6人の被験者に6週間、毎日乳酸菌を毎日食べてもらったところ、6人中4人は花粉症の症状が改善した。
若さの秘訣はエクオール
- 若さの秘訣はエクオールという物質。
- エクオールは腸内で作られる。
- 歳を重ねても美しい人は、エクオールをたくさん作れる人が多い。
- エクオールを作れるかどうかは、普段の食生活が関わっている。
- エクオールの原料は、大豆に含まれるダイゼインという物質。
- 大豆製品を毎日摂ることが大切。特に、大豆製品を発酵させると効果が大きくなる。
- お豆腐屋さん、ベジタリアンの人はエクオールが特に多い傾向にある。
- 「葛(くず)」も効果があるので、葛湯もおすすめ。
腸内細菌は、人間の気分や性格にも影響する
- 乳酸菌を取ると、メンタルに変化がある。
- 今、腸内細菌と脳の関係が注目されている。
- 腸内細菌は、人の気分や性格にまで影響を及ぼしており、研究が進められている。
- 腸と脳は神経で結ばれており、お互いに司令を出し合っている。そのうちの7割は腸から脳に向かっての司令。
- 女性30人を被験者として、半分は乳酸菌を取るグループ、半分は乳酸菌を取らないグループに分けた。被験者に怖そうな顔の男性の写真を見せると、乳酸菌を取ったグループは恐怖の感情が起きにくかったが、乳酸菌を取らないグループは恐怖の感情が起きやすかった。
- 腸内細菌はうつ病にも関係している。
- 腸内細菌の状態が改善すると、うつ病の症状も改善することが分かっている。
- あるクリニックでは、9割の患者に改善が見られた。
- 抗鬱剤で症状が改善しなかった患者でも、腸内細菌の改善でうつ病が完治することもある。
- 老人ホームで毎日、コップ一杯の甘酒を取ってもらったところ、半分の人に効果が見られた。
- 認知症の改善にも効果がある。夜間に大声を出していた人が、夜、よく眠れるようになったりもした。
- 地元の麹菌を使って作られた甘酒の方が効果があるかもしれないと言われている。まだまだ研究はこれからだが、これは、赤ちゃんが母体に居るときの腸内細菌が関係していると考えられている。
腸内細菌に良い食品まとめ
- ヨーグルト
- すんき(長野県木曽地方に昔から伝わるお漬物)
- 葛(くず)
- 甘酒
腸内細菌で若さを保ち、花粉症を予防して、脳も活性化しましょう!