お金持ちになるには大変な努力が必要です。
時間も、労力も、精神力も使います。
お金持ちになるのは簡単なことではありません。今、あなたが考えている以上に大変なことなのです。
お金持ちになるには、数々の困難を乗り越えていくだけの明確な「目的」が必要です。
マラソン選手は42.195km先にあるゴールテープを切る、という目的があるからこそ、長い距離を走り切ることができるのです。
ヒマラヤ山脈に登る人は、頂上に立つという目的があるからこそ、命を落とすかもしれないほど過酷な試練に耐え抜くことができるのです。
人は弱い生き物です。
目的がなくても、少しだったら進むことができます。
しかし、目的が無ければ、人は長い距離を進むことはできません。
途中でどっちに進んだらいいのか分からなくなったり、寄り道をしたり、気がついたら別の道を進んでいたり、どんどん目的から遠ざかってしまうのです。
お金があったらやりたいこと、欲しいもの10個箇条書きにする
まずは、お金があったらやりたいこと、欲しいもの10個箇条書きにします。
例えば、こんな感じです。
- 漫画を好きなだけ大人買いする
- 服を好きなだけ買う
- レーシック治療を受けて、裸眼で快適に過ごせるようになる
- エーゲ海の島々に優雅な旅行をする
- 両親を借金地獄から救い出す
- 両親に快適な家をプレゼントする
- 高級焼肉を思う存分食べる
- 車(ミニクーパー)を買う
- 世界の貧しい子どもたちのために学校を寄付をする
- 1年の半分は仕事をせずに、家族と自由に過ごす
この段階では、「かっこいい車が欲しい」、のように具体的な内容でなくても構いません。どんなメーカーのどの車種が欲しいか、どんなオプションを付けるかといったことは、あとで明確にしていけばいいのです。もちろん、やりたいことや欲しいものが分かっている人は、それを書き出します。
10個のリストを3つに絞り込む
10個を箇条書きにしたら、次は、その中から3つを選びます。
例えば、こんな感じです。
- 両親を借金地獄から救い出す
- エーゲ海の島々に優雅な旅行をする
- 漫画を好きなだけ大人買いする
この3つが、あなたのゴール、お金持ちになる目的です。
なぜ10個から3個に絞り込むのでしょうか?
理由は2つあります。
1つは、人は10個もの目的を覚えていられないからです。目的は常に意識する必要があります。しかし、10個もの目的をすべて覚えておくというのは、普通の人にとっては難しいことなのです。
そしてもう1つは、最初に書きだした10個の中には、あなたにとってそれほど大事ではないことが混ざっているからです。
大抵の人は、自分が本当にやりたいことや、欲しいものをちゃんと分かっていません。
お金持ちになるのは、大変なことなのです。
中途半端な目的では、ゴールまで辿り着く前に、「こんなに大変なら、やっぱりいいや。よく考えたら、そんなに欲しいものややりたいこともないし。」と諦めてしまうのです。
3個に絞り込むことで、本当に大切な目的が明確になります。
あとは、ゴールに向かって一歩ずつ進んでいけばいいのです。