最近の賃貸アパートやマンションでは、でこぼことしたクロスの壁紙が貼ってあるケースがほとんどです。
賃貸なので傷つけないように注意はしますが、普通に生活していると傷がついたり、写真やボードをかけるために画鋲やピンで穴を開けてることがあります。
↓写真を掛けるヒモをつけるために、ピンで穴を開けた!
↓ダーツで遊んだら壁に大量の穴と傷が!
↓家電の角をぶつけて壁紙が剥がれた!
今回はこれらの壁紙に空いた穴を自分で修理する方法を紹介します。
修理のBefore & After
まずは修理前後の写真です。
ケース1
↓Before(修理前)、ダーツで遊んだら壁に大量の穴と傷が!
↓After(修理後)、穴が綺麗に塞がって、傷も目立ちません!
ケース2
↓Before(修理前)、家電の角をぶつけて壁紙が大きく剥がれた!
↓修理後(After)、傷がほとんど目立たなくなりました。
正直、思っていたよりも綺麗に仕上がって、ビックリです。実際の壁を自分で見てみても、どこに穴が空いていたのか、ほとんど分かりません。
かかった費用も500円程度です。
賃貸の壁に穴を開けたときの原状回復費用は?
ところで、賃貸の壁に穴を開けたときの原状回復費用はどうなるのでしょうか?
賃貸では、退去の際の原状回復費用は基本的に借り主が負担することになります。
ですが、画鋲で開けた穴や、壁紙のちょっとした傷など、普通に生活していて発生し得る範囲内の傷であれば、借り主の負担にはなりません。
なので、本来であれば、上記の写真程度の穴や傷は気にしなくて大丈夫です。もちろん、部屋中が穴や傷だらけだど、それは「普通に生活していて発生し得る範囲」を超えるので費用負担が発生します。
しかし、現状では管理会社や大家が壁紙の修理費用も原状回復費用に含めて負担を求めてくることがあります。大手ハウスメーカー系列の管理会社の多くでも、とりあえず見積もりに入れて、指摘されたら外す、くらいの運用をしているところがあります。
また、大手ハウスメーカーが管理する物件の場合、契約書で画鋲やピンで開けた穴も借り主が負担すると定めている場合が多いです。この場合、借り主が修理費用を負担しなければなりません。
もちろん、交渉すれば費用負担はなくなりますが、相手が粘ってきたりして、時間と労力が余計にかかることもあります。
交渉が面倒な場合や、少しでもリスクを減らしたいという場合には、自分で壁紙の穴を埋めてしまいましょう!
自分で壁紙の穴を埋める方法
写真のように壁紙に空いてしまった穴、実は簡単に埋めることができるんです。
使うのはこちら、「クロスの穴うめ材スーパー」です。Amazonで500円くらいで買えます。
こちらの製品のスゴいところは、穴を埋めた後にドライヤーで乾かすと、埋めた素材が膨らんで、壁のデコボコを再現できる点です。ゴムのような素材なので、失敗しても簡単に剥がすことができます。
色はホワイト、アイボリー、ベージュ、オフホワイト、ライトグレーの5色が用意されています。
通常の白い壁紙の場合、壁紙は数年で多少色落ちしているので、真っ白な「ホワイト」ではなく、少し白を押さえた「オフホワイト」がおすすめです。
ちなみに、私は「オフホワイト」を買うつもりで、間違えて「ホワイト」を買ってしまいました。でも、ホワイトでもほとんど問題ありませんでした。
ケース1
まずは、クロスの穴うめ材スーパーで壁の穴を埋めていきます。
穴からはみ出た部分を付属のスポンジで拭き取って、爪楊枝で調整していきます。あとで膨らむので、少し控えめに埋めるのがポイントです。
ドライヤーで乾かします。
指先の部分が埋めた穴です(他にも穴がたくさん空いていて紛らわしくてスミマセン)。写真で見るとほとんど分かりませんが、実際に見ても、どこに穴が空いていたのか、自分でも分からないほどの仕上がりです。
他の穴や傷も同様に埋めていきます。
完成です!あんなに目立った壁紙の穴や傷が、全く見当たりません。
ケース2
続いて、こちらの壁紙が大きく剥がれてしまった場所に挑戦です。
先ほどと同様に、穴うめ材を塗っていきます。
「オフホワイト」を買うつもりが、間違って「ホワイト」を買ってしまったので、少し目立っています。
こういった大きな傷は、一度にやろうとせず、ドライヤーで乾かしながら少しずつ塗り重ねていくのがポイントです。また、周囲よりも少しへこんでいるくらいに仕上げた方が、目立ちにくくなります。
ドライヤーで乾かして、爪楊枝や指先でこすって調整しました。デコボコ感が出て、あまり目立たなくなりました。
少し離れてみると、ほとんど分かりません。
作業時間も全部で10分程度です。
賃貸の壁に画鋲やピンで穴を開けてしまっったり、傷をつけてしまったりして、費用負担のリスクを少しでも減らしたい場合は今回紹介した方法で自分で埋めてしまうのがおすすめです。