老舗はんこ店がわいすぎる印鑑で売上5,000万円のV字回復/ニャン鑑

ニャン鑑
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2019年8月4日放送の「坂上&指原のつぶれない店」でアイデアひとつでV字回復したお店として、大阪にある創業56年の老舗はんこ店「城山博文堂」が紹介されていました。

格安はんこの登場で街のはんこ屋さんは大ピンチ

格安ではんこが手に入る今の時代、街のハンコ店の経営は苦戦。半世紀続いた城山博文堂もピーク時に2,600万円あった売上が1,700万円まで落ち込み、赤字が続いていました。

かわいすぎる印鑑「ニャン鑑」誕生

「閉店」の2文字が頭にちらつく中、3代目社長の城山さんは起死回生の一手としてオリジナルはんこの開発に取り組みます。その一つが文字の一部を猫のデザインにした「ニャン鑑」です。

押したはんこをよく見てみるとところどころに猫が隠れています。隠し絵のような遊び心のある楽しいはんこです。

このニャン鑑をTwitterで紹介したところ、ツイートを見たお客さんから注文が殺到。大ヒット商品となり、5,000万円を売り上げました。

ブームに乗ってヒット商品誕生

「猫」と「印鑑」という一見関連しなそうなものを発想の転換で結びつけたニャン鑑はまさにアイデア商品です。

ニャン鑑がヒットしたのは猫ブームの影響が大きいでしょう。ブームとは、そのテーマが人々の注目を集めているということです。そして、人の注目が集まる場所には、お金も集まりやすくなります。ブームに乗ることができれば、一気にヒット商品になります。

ブームになっているものと自社の製品を何らかの形で結びつけることはできないか?」と考えてみると、ヒット商品が生まれるかもしれません。

もちろん、ブームは一過性のものも多いので、どのブームに乗るかは見極めが必要です。

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